子供やペットなど被写体がブレてしまう。
手振れを防止したい。など
そんなことはないでしょうか。
今回はその時に設定するシャッタースピードを解説していきます。
今回は『シャッタースピード編』です。
『F値編』はこちら
『ISO感度編』はこちら
『ホワイトバランス編』はこちら
それではまず概要を知ってから掘り下げていきましょう。
簡単にまとめると
シャッタースピード(略称『SS』)とは
シャッターが開けている時間の長さを示す数値で
『どれくらいの時間光を入れるか』を調節し
・明るさ
・手ブレを防ぐ
・被写体ブレでどう切り取りたいか
を配慮して設定いきます。
(被写体ブレ...シャッターを開けてる間に被写体が動いていて残像が写っている状態)
開けている時間が変われば
・『センサーに取り込む光の総量』
・『開けている間に起こっていること』
が変わるので上記3つに影響します。
ではどう設定していくか
まず手ブレしない数値というのは
『焦点距離〜焦点距離×2』を目安
にしておけばおおよそ手ブレが防げます。
望遠レンズを使用してる時や、咄嗟に構えてしっかりマウンティング出来ない時もあると思いますので余裕を持った設定にしておくとよいでしょう。
次に明るさと被写体ブレについてです。
場面や被写体に合わせて設定するのですが
普段使いのスナップ、カフェなどでのテーブルフォト、動きが予測しにくいペット、水族館や室内の暗所、など
被写体の動く速さ、明るさに色々なパターンがあります。
F値とISO感度と組み合わせて、明るさと手持ちで撮影する場合は出来るだけ早くした方がミスが少なく使える写真が残す事を意識するのが大切です。
実際にシャッタースピード違いで撮影するとこのようになります。
(露出を揃えるためにF値とISO感度を少しいじっています。)
4s.1s.1/25s.
1/80s.1/125s.1/400s
1/1000s.1/2000s.1/4000s
の順で撮影しました。(画像は4s.1/125s.1/400s)
個人的には1/125sと1/400sの間で良い塩梅を探すのが好きです。
このように水をキッチリ捉えたり、残像で流れて見えます。
滝などの風景や車の流し撮りに活かす事ができるので実践してみましょう
と紹介してきましたが
「基本は残像が出ないように撮る」なのでF値とISO感度の兼ね合いを見ながら適正露出に設定しましょう。
目安を後述しておきますので気になったら見てみてください。
ではよいカメラライフを
○
ポトレやスナップ、1/125や1/200などお好みで
動く被写体、1/400〜
激しいスポーツやイルカショー、1/1600〜
車流し撮り1/10〜1/15
(行き交う人がブレ始める1/15以下)
○長時間露光(三脚やNDフィルター使用)
風景で水面を滑らかに5〜10〜16
滝なら1/4〜1〜5
星10〜20で(F値は2.8以下など)
(追記)
Aモードなど使う時はISO低速限界を使ってSSが遅くなり過ぎないように設定できます。